火災
火災対策における最優先事項は、一刻も早い避難による人命の確保です。日頃から出火原因を排除してリスクを低減させるとともに、万が一の際に命を守るための適切な判断基準と行動を確認しておきましょう。
火災への備え
火災警報器の定期点検
住宅用火災警報器は、半年に一度以上は動作確認を行ってください。本体の推奨交換時期の目安は設置からおよそ10年です。万が一の際の作動不良を避けるためにも、定期的な点検と交換を必ず実施してください。
火原因の排除
以下の状況は、出火原因となるリスクが非常に高いため、必ず改善してください。
・コンセントにほこりが溜まっている
・電気コードを束ねる・家具で踏んでいる
・コンロなどの近くに燃えやすいものがある
・寝たばこや吸い殻の不始末がある
消火器の使用方法と維持管理
住宅用消火器を設置している場合は、設置場所と使用方法をご家族全員で確認してください。また、定期的に使用期限を確認しましょう。
消火器の使用方法:
①ピ: 黄色のピンを上に引き抜く
②ノ: ノズル(ホース)を火元に向ける
③キ: 出口を背にし火元から距離(3〜5m)をとる
④オ: レバーを強く押す(ほうきで掃くように放射)
注意事項
・一般的な消火器の放射時間は約15秒です。消しきれない場合は即座に避難してください。
・消火器の種類によって対応できる火災(油・電気など)が異なります。購入時に当たっては本体の「適応マーク」を確認し、用途に適したものを選んでください。
・錆び、変形、キャップのゆるみ等がある消火器は、破裂する恐れがあり大変危険です。絶対に使用せず、購入店や専門業者に回収を依頼してください。
火災が起きたら
周囲への周知(建物内に人がいる場合)
火災を発見したら、大きな声で「火事だ!」と叫び、周囲に異常を知らせてください。
安全な避難行動(最優先)
一刻も早い屋外への避難を最優先してください。
煙を吸わないように、姿勢を低くし、タオルや衣類で口鼻を覆う。
貴重品等が気になっても、絶対に中へ戻ってはいけません。
通報
安全な屋外へ避難した後、速やかに119番通報してください。
指令員が順を追って聞き取ってくれるので、落ち着いて答えましょう。
初期消火をあきらめるタイミング
初期消火は、「火が小さく、煙が充満していない」場合に限り検討してください。
以下のうち一つでも当てはまる場合は直ちに消火を断念し、避難を最優先してください。
・炎が自分の背丈を超えた、または天井に届いた
・消火器を1本使い切っても火が消えない(放射時間は約15秒程度)
・煙により避難経路(出口)が見えにくくなった
火災のあとの対応
建物の外部・内部の確認
燃焼箇所のほか、熱による窓ガラスやサッシの歪み、外壁の変色、消火に伴う床下や壁内の浸水がないかを確認してください。
被害状況の記録
建物や敷地内に被害がある場合、片付けや修理を行う前に、被害箇所を写真に記録してください。罹災証明書の申請や保険金の請求時に必要となります。火災による直接的な損傷だけでなく、消火活動による水濡れ等の被害も確認しましょう。
保険会社への連絡および状況の記録
ご加入の保険の補償対象を確認の上、速やかに保険会社に連絡し、その指示に従ってください。